イタリア料理ほんやく三昧: カステッルッチョのレンズ豆

2012年9月20日木曜日

カステッルッチョのレンズ豆

今日はカステッルッチョの話。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。

カステッルッチョはウンブリアのノルチャというコムーネの、標高1400mの山の上の小さな集落。
wiki によると、2001年の人口はわずか150人だとか。

ウンブリアとマルケの州境にあって、ウンブリアの屋根と呼ばれる小さな町ですが、ここは、料理の世界ではイタリアで一番上質の緑のレンズ豆の産地として広く知られています。
なぜかイタリアでは大絶賛されているんですよね。
もちろん、ウンブリアを代表する特産品です。

モンティ・シビッリーニ国立公園にも含まれていて、高原に様々な色の花が咲き乱れる季節には、富良野を思い起こさせるような美しさ。

これはカステッルッチョのwebcam。
背後に見える山は2476mのモンテ・ヴェットレ。
 ↓
http://www.umbriameteo.com/webcam/castelluccio/



これは7月の風景
  ↓

 
 
 
この中に、レンズ豆の花もあるんでしょうか。
そもそも、レンズ豆の花って何色?いつ咲くの?

カステッルッチョは山の上だけあって、3月まで雪が残っているそうです。
雪が溶けたらすぐに畑を耕して種をまき、5月頃、高原は最初の開花期を迎えます。
そしてレンズ豆の花が咲くのは6月。
さらに1か月もたつと上の動画のような一面のお花畑になるんですねえ。
レンズ豆はもう収穫期です。

そしてこれがレンズ豆の畑。
 ↓
tappeti naturali


まばゆい黄金色ですね。
花畑の色は、季節によって刻々と変化します。
その景色に魅せられて、一年中高原の写真を撮っている人もいます。
花畑の一年
 ↓
http://www.castellucciodinorcia.eu/foto.php?cdalbum=Fioritura 2012
美しいですねえ・・・。
ちなみに赤いのはポピー、紫はビオラなど。

レンズ豆は収穫後乾燥させて8月に脱穀。
そして9月に共同組合から出荷されます。
カステッルッチョのレンズ豆はIGP製品。

カステッルッチョのレンズ豆は小粒でデリケートな味が特徴。
皮が薄いので戻す必要がありません。
これだけ標高が高いと虫もつかないので薬品を使う必要がなく、安全。

豆になると、地味な色彩に・・・。
  ↓
...coltivava un gusto particolare per i piccoli piaceri...




残念ながら生産量は決して多くないので、手に入りにくいレンズ豆ですが、次回は料理の話などを。




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関連雑誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2011年5月号、“モンティ・シビッリーニ”の記事は「総合解説」2011年5月号に載っています。

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