今日はバローロのリゾットの話。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。
代表的なイタリア料理の一つで、ピエモンテの名物料理としても有名ですが、いざ作るとなると、バローロを料理に使うという、思いのほかもったいない料理で、敷居が高い。
この1杯を前にして、飲まずに鍋に入れるって・・・、無理。
コロンナータのラルド入りバローロのリゾット
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バローロのリゾットは、独特の美しいワインレッド色に仕上げるのがポイント。
この写真の料理はラルドの白さで赤みと米粒の形がぼけてしまっているのが残念。
その点、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事のリゾットは、教科書のような美しい仕上がり。
しかもトッピングは野ウサギのローストと、バローロが最高に活きる組み合わせ。
“ラ・グランデ・クチーナ・レジョナーレ・イタリアーナ”シリーズの『ピエモンテ』によると、ピエモンテには、「米は水の中で生まれてワインの中で死ぬ」という言い回しがあるそうです。
ワインレッドのバローロのブロードにひたひたに浸っている粒々のお米を見ると、納得です。
このリゾットは、ブロード少なめな仕上がり。
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バローロのリゾットのお米は、カルナローリという品種。
澱粉が豊富で硬い長粒米で、リゾットに最適。
カルナローリ米の生産者。
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ピエモンテに行くなら、トリュフとカルドンと狩猟肉が出回って、ワインとお米とボッリートが美味しい季節だなあ。
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関連誌;“野うさぎのローストとバローロのリゾット”のリチェッタを含む、「狩猟肉」の記事は、「総合解説」2011年11月号に載っています。
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