それでは、ドライトマトのオイル漬けの中から、ガンベロ・ロッソがナンバー1に選んだのは、
マテーラのマッセリーア・ミロガッロの製品です。
webページはこちら。
PB
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ジャムやパテ、オイル漬け、ソースなど、数多くの製品を作っています。
ドライトマトのオイル漬けは、自社栽培のサン・マルツァーノトマト。
オイルは、地元のコラティーナ種とタランティーナ種をブレンド。
テイスティングの感想は、「野菜とオイルの完璧なマリアージュ」だそうです。
個人的に興味を持ったのは、ガンベロ・ロッソに「まるで寿司のようなドライトマト」と評価された製品。
カラブリアのパラディーゾ・デイ・ゴロージの製品です。
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カラブリアとプーリアのサンマルツァーノのオイル漬けドライトマトを仕入れて加工。
コストパフォーマンスもナンバー1。
ベスト10は、やはりほとんど南イタリアのメーカーが占めています。
でも、自社栽培でない、加工済みのトマトを仕入れて造っているメーカーも以外と多いです。
ドライトマトメーカーのお得意さんは保存食品業社とレストラン。
やっぱりトマトを干すのがネックですかね。
パスタから生ハムまで、イタリア料理には乾燥が欠かせません。
天日で干すと、南イタリアの太陽と空気で約1週間。
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オーブンで乾燥させる場合は、約120度で8~10時間。
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どんな品種のトマトでもドライトマトにできますが、やはり人気が高いのはサン・マルツァーノ。
この品種のどんな点がドライトマトに適しているのでしょうか。
その話は、次回に。
おまけの動画。
クアトロ・ポモドーリのスパゲッティ
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ガンベロ・ロッソのベスト10製品の紹介を含む“オイル漬けドライトマト”の記事の日本語訳は、「総合解説」2012年9月号に載っています。
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