2017年4月17日月曜日

地方料理のシリーズ本

今日は、クレアパッソで販売している地方料理書シリーズのご案内。











まず、グリバウド社の“グランデ・クチーナ・レジョナーレ・イタリアーナ”シリーズ











そしてニュートン社のシリーズ











さらに、グイド・トンマーゾの地方料理シリーズの3種類です。

一番古いのは多分ニュートンのシリーズ。
表紙のデザインを変えて何度か再版されています。
イタリア人が最も信頼している人気の地方料理書。
特徴は、普通の料理書シリーズの他に、魚料理だけのシリーズがある点。



値段が安い分写真は少なく、写真は本の中央にまとめてありますが、リトグラフのイラストが随所にちりばめられていて、楽しく読めます。
歴史と権威のある料理書の趣。
一時は姿を消していて、どうなることかと心配しましたが、今回の再版で元気に復活しました。
まだ品ぞろえ中なので、ご希望の本があったらリクエストください。
優先的に取り寄せます。



グリバウドのシリーズはそんなに古くないと思うのですが、コンパクトにまとまったサイズ、豊富な写真、シンプルなリチェッタ、手ごろな値段などが人気で、たちまち一部売り切れに。
全部の州をそろえてもそんなに場所を取らないのに、揃った姿は壮観で、ちっょとあの州のあの料理のことが知りたい、といった時にとても役に立つので、まだあるうちがお買い時。


一番新しいグイド・トンマーゾのシリーズは、ローマ(ラツィオ)、シチリア、トスカーナ、ヴェネチアの4冊だけしか出版されていませんが、とにかく写真が素晴らしい。
そこに暮らす人たちの生活が伝わってくる写真です。

例えば、一番新しいのはヴェネチアの本。
表紙は美味しそうでゴージャスなカニ料理ですが、ちょっと端がかけた皿に、開いた殻に身を詰めたカニがドンとのっていて、細いフォークが、6本も添えられています。
いかにもこれから仲間たちとみんなで、ワインを飲みながら平らげようという楽しげな雰囲気。
さらに最初の料理の写真は、半分に切った半熟卵を爪楊枝で食べようとしている女性の手と、冷えた白ワインが満たされているハウスワイン用グラス。
どう見てもヴェネチア名物チケッティとオンプラを楽しむ直前の常連さんですね。
ヴェネチアに飛んでいって、その雰囲気の中に混ざりたくなります。
新作が出るのがとても楽しみなシリーズです。

シリーズ本ではありませんが、新入荷の本『ハリーズ・バー』もヴェネチアで一世を風靡した伝説の店のリチェッタが読める興味深い本です。

今週も面白そうな本が入荷してますよ。
お楽しみに。

-------------------------------------------------------
[creapasso.comへ戻る]
=====================================

0 件のコメント:

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...