2017年4月24日月曜日

パーネ・ディ・ジェンザーノ、パーネ・ディ・ラリアーノ

今日はパンの話。
私のイタリアのパンとの初めての出会いは、初めてイタリアに行った時、ホテルの朝食で食べたロゼッタだったと思います。
ピッツァじゃなくてピザの時代です。
平成生まれの人たちが初めて出会うイタリアのパンは、なんでしょう。
中が空洞のロゼッタは、ある意味、とてもカルチャーショックなパンでした。
ロゼッタでイタリアのパンを知り、ミラノのミケッタとも出会って、こういうのがイタリアのパンだと、すっかり思い込んでいました。
でも、中部イタリアから北部、南部へと行動範囲が広がるにつれて、イタリアにはとても美味しい様々なパンがあることを発見していきました。
さらに、イタリアの地方料理の情報が届きやすくなった最近では、そのバリエーションの豊富さにはびっくりです。

ロゼッタ




ナポリではもちろんピッツァと出会いましたが、だいぶ後に、ローマにもピッツァ・ビアンカという名物ピッツァがあることを知りました。 

ピッツァ・ビアンカ



さらに、イタリアのパン料理として最初に知ったのが、ブルスケッタ。
これは、イタリア中にある料理ですが、なぜか特にローマの料理として知られています。

ブルスケッタ



ブルスケッタに使うパンは、一般的な田舎風パン、パーネ・カゼレッチョだと思っていました。
けれど、食材はパンとオリーブオイルだけに近いこの料理、パンとオイルが実は重要。

グイド・トンマーゾの地方料理シリーズの『ローマとラツィオ』によると、パンはパーネ・ディ・ジェンザーノかパーネ・ディ・ラリアーノ、オイルは、サビーナのEVオリーブオイルが最適だそうです。

パーネ・ディ・ジェンザーノもラリアーノも初めて聞きました。





ジェンザーノとラリアーノ、どちらもローマ南部のコムーネです。
行ってみたくなりました。

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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

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