2008年2月20日水曜日

ロミオの家で食事でも

イタリアを代表する恋人たちと言えば、ロミオとジュリエット。
ヴェローナにジュリエットの家がある、というのは有名な話。
シェイクスピアが書いたフィクションの主人公が、なにがどうなってヴェローナの実在の人物と結びついたのか、不思議だなあ。
しかもロミオの家まであったとは。

今月配本のサーレ・エ・ぺぺ、P.83に登場しているのが、そのロミオの家で現在リストランテを経営しているジャンカルロ・ジョーコ氏。

ジョーコ氏の店、アルケのhp http://www.ristorantearche.com/ を見てみたら、おーっと、正確にはロミオの家じゃなくて、ロミオの家に“隣接してる”家じゃないですか。

これが証拠写真。
 ↓
http://www.verona.com/index.cfm?page=immagini_dettaglio&id_immagine=1401

ロミオの家の手前に、店の入り口が見切れてる・・・。

でもまあ元々は1420年からある店だと言うから、シェイクスピアが生まれる100年以上前から存在しているわけで、歴史がある店なのは間違いない。

ジャンカルロさんのご先祖がこの店を買い取ったのは1879年のこと。
最初は軽食堂で、次に食堂兼宿屋になり、ジャンカルロさんの代でリストランテになったそうです。
これが店内の様子。
 ↓
http://www.ristorantearche.com/ingrandimenti/imm1.htm

ほお~、なかなか素敵ですねえ。

で、どんな料理を出すかというと、海がないヴェローナで、スペチャリタはヴェネチア直送の魚料理!
メニューを見る限り、イタリア各地の名産品を適度に組み入れたヴェネト料理で、肉料理も色々あります。
なかなか良さそうですよ。
ロミオの家の隣で魚料理を食べるっていうのもおつなもんじゃないですか。
場所も分かりやすいし、ヴェローナに行く機会がある人は、覚えておくて損はない!

そうそう、サーレ・エ・ぺぺの記事によると、シェフの長女のシルヴィアさんは料理とサービス(ソムリエ)、次女のマルタさんもサービスを担当しているそうで、娘さんとツーショットのパパ・ジャンカルロは幸せそうな顔をしてますねえ。

ちなみに、こちらはジュリエットの家。
 ↓
http://www.verona.com/index.cfm?page=immagini_dettaglio&id_immagine=1277

スライドもあります。
 ↓
http://www.chiesacattolica.it/pls/cci_new/consultazione.mostra_pagina?id_pagina=3002


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関連記事:サーレ・エ・ぺぺ今月配本号(2006年3月号)
リチェッタは総合解説に載せています。


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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

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