イタリアに3つある活火山の1つ、ストロンボリ。
この火山があるのは、シチリアの右上あたり。
ティレニア海に浮かぶエオリエ諸島にあります。
エオリエ諸島は、行政的にはシチリアのメッシーナ県の一部で、その火山活動から世界遺産に登録されています。
主に7つの島があります。
アリクーディ島
フィリクーディ島
リーパリ島
パナレーア島
サリーナ島
ストロンボリ島
ヴルカーノ島
エオリエという名前の由来は、この島々に住むというギリシャ神話の風の神、アイオロス(イタリア語ではエーオロ)。
彼は、ストロンボリの火山活動によって変化する雲の形をリーパリ島から見て、天気を予想していたのだそうです。
上空から見たエオリエ諸島, photo by Foto_di_Signorina
オデュッセウスが漂流してエオリエ諸島に流れつき、アイオロスにもてなされたという伝説もあります。
さて、そんなエオリエ諸島、イタリア料理の世界では、マルヴァジーア・デッレ・リーパリあたりが有名ですよね。
7つの島の中で一番大きいのはリーパリ島で、約1万人が暮らしています。
2番目はサリーナ島。
人口は2,300人。
諸島の中で一番高い山(961m)もあります。
サリーナの海, photo by Ghost.in.the.Shell
サリーナの山, photo by Ghost.in.the.Shell
このサリーナ島は農業が盛んで、特産品はマルヴァジーアとケッパー。
マルヴァジーア・デッレ・リーパリは、リーパリ島だけでなく、エオリエ諸島全体が産地。
マルヴァジーア・デッレ・リーパリを解説した動画。
訳は時間があったら後でつけるかも・・・(汗)
サリーナ島のもう1つの特産品、ケッパーの話は次回に。
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2010年4月22日木曜日
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