2017年3月31日金曜日

リストランテ・ロマーノ

ガンベロ・ロッソの『リストランティ・ディ・イタリア2015』で新たにトレ・フォルケッテを獲得した店をもう1軒ご紹介。
リストランテロマーノです。
ロマーノ・フランチェスキーニ氏が23歳で店を始めた当時、一緒に働く妻のフランカはわずか16歳だったそうです。

ロマーノとフランカ。
 ↓


トスカーナのヴァカンス地ヴェルシリアにある店です。
ヴェルシリアはこんなところ。




トスカーナにはこんな顔もあったんですね。
ビーチに整然と並ぶデッキチェアの列は、イタリアの庶民的なバカンス地の典型的な風景のような気がするのですが、どうでしょう。

高級リゾート地なら外国人でも気軽に立ち入れますが、このデッキチェアの中には、なかなか入り込めないかも。

そんなバカンス地で、地元料理の伝説の店として知られていたのがロマーノです。
ガンベロ・ロッソがこの店の料理として紹介した1品は、舌平目のじゃがいも添え。
総合解説」には写真とリチェッタを載せています。
この料理、サン・ミニアートの白トリュフを散らしてあって、よーく見るとゴージャスなんですが、じゃがいもの存在感がすごすぎて、トリュフは炒めたにんにくの薄切り程度にしか見えません。
全ての客に家にいるように感じてほしいというロマーノとフランカたちの思いが、伝わってきますよ。
まったくと言っていいほど気取りがない。
でも、ミシュラン1つ星。



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“リストランティ・ディ・イタリア2015”の記事の日本語訳は「総合解説」13/14年12月号に載っています。
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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ヴェルシリアのロマーノ?ってヴィアレッジヨ?。確かにヴィアレッッジョのロマーノにはフランカ チェッキがいますね。随分前に友人が働いていたので海辺のロマーノ行きました。フィレンツェから電車、そしてバス。ランチに行ったのですが、午前中のバスは黒人の女性ばかり。後で聞いたら港なので船員相手の「お仕事」に向かう人たちだったとか。イタリアは高速道路上や街角で「お仕事」探しの人を見かけることが普通にあってドキリとすることがあります。きれいに並んだデッキチェアー、カステリオーネ・デッラ・ペスカイアでひと夏イタリア人の家族といくつか借りたことがあります。大体毎年決まった人が決まった場所を使うようで、海で泳がず、デッキチェアーで本を読んだりパズルをしたり、数時間過ごすだけの人もいたりして贅沢な時間つぶしです。海の家も結構儲かるみたい。
Italiamama

prezzemolo さんのコメント...

Italiamamaさん
住所は確かに住所はヴィアレッジョですが、ガンベロ・ロッソの記事ではバカンス地ヴェルシリア料理の店として紹介されています。
でも、店や料理の動画が見つからなくて、老舗の渋い店なんだろうなあと思ってました。
あのデッキチェアはひと夏貸し切りなのですか。
毎日ビーチで寝てるなんて、小学生以来やったことないけど、日本だったら黒焦げになっちゃいますねー。
イタリアの色んな海で泳いでるんですね。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...