2017年6月29日木曜日

ルビコン川の水源の町のチーズ、フォルマッジョ・ディ・フォッサ


今日はチーズの話。
フォルマッジョ・ディ・フォッサというチーズです。

以前このブログで取り上げたことがありました。
こちら




個性的なチーズですが、知名度は低い、と思っていたのですが、
このチーズは、メイド・イン・イタリーを代表する食材として外国でも知られるチーズなんですねー。
おみそれしました。

フォルマッジョ・ディ・フォッサの本場は、ロマーニャ地方のソリアーノsogliano。
ロマーニャとマルケにまたがる地方で作られているDOPチーズです。



ソリアーノはルビコン川の水源がある場所なんですね。
ローマ時代にシーザーが渡ったことで知られる歴史的な有名な川ですが(なんでもこの川を軍隊を連れて渡ると元老院への反乱とみなされたそうです)、この川を渡って元老院と決別したシーザーはローマを支配して終身独裁官となり、世界一有名なローマ皇帝となったのでした。
紀元前49年2月13日と日にちまで特定されているほどの歴史的出来事。



ルビコン川についてはこちら(wiki)をどうぞ。
実際は細い小川のような川だそうです。


フォルマッジョ・ディ・フォッサは、穴に入れて熟成させますが、その間、空気がない状態に置かれたチーズは、水分やホエイ、脂を出します。
3ヵ月かこうやって水分を絞り出すんですね。
穴から出す日はお祭りです。
 ↓


リチェッタ
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“フォルマッジョ・ディ・フォッサ”の記事の日本語訳は「総合解説」2015年2月号に載っています。
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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

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